借入期間が短いと任意整理しても効果がない?

(水戸市|40代|男性|会社員)
私は5年ほど前、子どもの私立大学の学費が理由で生活費が不足するようになり、消費者金融から初めて借金をしました。私立大学は想定していなかったため、返済計画にはかなり無理があったのですが、子どものためと思い、弱音を吐かず返済してきました。

その後、子どもは無事に卒業したため学費負担はなくなったのですが、毎年100万円近く借入を繰り返していたため、いまだに300万近い残債が残っています。

実はこの度、私の勤める会社が経営不振を理由にボーナスを打ち切ったため、このままでは返済しきれないのではないかと不安になり、現在、債務整理を検討しているところです。

以前、友人は任意整理を利用して借金が減額されるばかりか、過払い金まで手にしたと言っていました。しかし、詳しく調べてみたところ、私の借入は取引期間も短く、現在の上限利率内での借入だったため、任意整理で借金が減ることも過払い金が生じることもなさそうです。

こうなってくると、やはり自己破産するしかないのでしょうか?

相談に対する回答

相談者様の場合、ボーナスが打ち切られたとはいえ、安定した収入があることに変わりないため自己破産を検討する必要はありません。

これまで返済継続できていたことを考えると、任意整理による解決が適正です。

また、相談者様のおっしゃるように、確かに消費者金融からの借入は、過去の法外に高い利率での借入期間が長いほど、現在の上限利率で改めて計算し直した際に、借金が減額されたり、過払い金が発生したりします。

しかし、任意整理はたとえ取引期間が短かったとしても、十分な効果が期待できる手続きです。
任意整理は、消費者金融を利用している以上、必ず負担しなければならない将来利息のカットができるのです。

将来利息とは毎月発生する利息のこと

将来利息のカットとは、毎月発生している利息をカットするということです。

消費者金融で借入すると、年率15~20%程度の利息を支払わなければなりません。
この利息の支払いは、元金が大きければ大きいほど負担が大きくなります。

たとえば、年率15%で300万円を借り入れ、毎月の返済が10万円だった場合、
完済までは38ヶ月かかり、総支払額は380万円ほどです。

これが毎月8万円の返済になると、
完済までは51ヵ月かかり、総支払額は400万円を超える金額になってしまいます。

しかし、この10万円がすべて返済に充てられるとしたらどうでしょう?
完済までは30ヶ月になり、総支払額は300万円です。

任意整理はこれだけの支払い負担が軽減されるのです。

任意整理では返済金額の調整も可能

また、上記の例では毎月10万円の返済を取り上げましたが、任意整理は毎月10万円の返済である必要はありません。極端な話、毎月5万円の長期返済に調整も可能です。

ただし、返済金額を下げる場合は、消費者金融との交渉が重要になってきます。
将来利息をカットするとなれば、毎月の返済額は上げてほしいと主張される可能性があるのです。

しかし、こうした交渉は弁護士といった専門家の得意分野です。
無理のない金額で返済していけるよう調整できますので、不安に感じることはありません。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
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