過払い金請求の時効、私の場合は間に合う?

(水戸市|60代|女性|パートタイマー)
今回ご相談させていただきたいのは、過払い金についてです。

今から20年ほど前になるのですが、私は生活費の不足を補うため、はじめて消費者金融で借金をしました。この当時は、夫の収入が不安定だったため、とにかくやり繰りに必死でした。

その後も10年間以上、借入と返済を繰り返していたのですが、今から9年ほど前に夫の退職金を利用してなんとか完済しています。

そして現在は、少ない年金とパート収入で生活しています。

最近、過払い金には時効があるという話を耳にしました。
今まで過払い金という言葉は知っていたのですが、個人信用情報に影響があるのではないかと思い敬遠してきたのです。

しかし、時効になると過払い金は請求できなくなると聞いたため、勇気を出して相談しにきました。

私の場合、今からでも過払い金請求は間に合うのでしょうか?

相談に対する回答

相談者様のように、個人信用情報への登録が気になって過払い請求が不安という方はたくさんいらっしゃいます。しかし、現在は過払い請求しても個人信用情報に影響が出ることはありません。

どうか心配せずに過払い請求を行ってください。

ただ、今回のご相談の場合、個人信用情報よりも時効のほうが重要な問題です。
相談者様がおっしゃるように過払い請求には時効があり、最後の取引から10年間と定められています。この期間を経過してしまうと、過払い請求する権利が消失してしまうのです。

完済が9年前であればまだ間に合うはずですが、時効が近づいているのは確かなので、迅速に請求手続きを行ってください。

過払い請求しても個人信用情報に影響はない

確かに過去の個人信用情報の取り扱いでは、過払い請求によって「契約見直し」や「弁護士介入」といった情報が登録されていました。

こうした情報は、いわゆるブラックと呼ばれている情報ではありません。
しかし、この情報が登録されたことにより、過払い請求した事実を金融機関に知られてしまい、新規の融資を断られるといった問題が生じていたのです。

本来、過払い金は正当な請求であるにも関わらず、こうした個人情報の取り扱いが邪魔して請求できない方がたくさんいたのです。これが問題視され、現在ではこうした取り扱いはされないことになっています。

過払い請求しても個人情報に影響を与えることはないためご安心ください。

過払い金請求権は10年で時効

権利というのはいつでも好きなときに行使できるものではありません。

法律の世界の格言に、「権利の上に眠る者は保護に値せず」というものがあります。
権利があるにも関わらずいつまでも請求しないならば、権利を保護する理由はないというもので、これが時効制度の考え方の基礎になっています。

過払い金請求も立派な権利行使の1つなので、いつでも好きなときにできるわけではありません。

過払い金請求権は最後の取引から(今回の場合は完済から)10年間で時効が成立してしまうため注意してください。少しでも早く専門家に過払い金請求してもらうことをおすすめします。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
※ 希望地域に専門家がいない場合は近隣地域からサポートしております。