買い物依存症で借金だらけに・・・自己破産できる?

(岐阜市|30代|女性|無職)
私は衝動的にショッピングしすぎる癖があり、
クレジットカードの請求書を見る度に、後悔と反省を繰り返してきました。
特にショッピングしたくなるのは職場で嫌なことがあったときです。

私は身体があまり丈夫ではなかったため、
仕事を休む回数が他の方より多かったのですが、
これをよく思わない同僚や上司に職場でいじめられていました。

嫌な思いをしたときは、
好きなブランドの洋服やバッグを購入してストレスを発散していました。

先日、今までにないほど嫌な出来事があったため、
持っているクレジットカードを限度額いっぱいまで使ってしまいました。

一瞬気持ちが晴れやかになったのですが、
翌月送られてきた請求書にはとても支払えない額が記載されていました。

こんな職場に居るのが間違っていたと退職届も出してしまい、現在は無職です。

返済できないので自己破産したいのですが、こんな私でも自己破産はできますか?

相談に対する回答

結論から言えば、相談者様の場合でも自己破産はできます。

通常、ショッピングによる多額の浪費は借金免除の対象外とされている、「免責不許可事由」に該当するため、免責決定が出ることはありません。

しかし、それでは相談者様のような状況に置かれた方は、自己破産もできず途方に暮れるしかなくなってしまいます。

そこで、裁判官の判断によって免責決定をもらう、「裁量免責」という制度を利用します。
この決定を得ることが出来れば、通常の自己破産と同様、借金の支払い義務はすべてなくなります。

ショッピングによる浪費は免責不許可事由

ショッピングはギャンブルなどと同様、自身の収入を超えない範囲で楽しめれば良いのですが、それ以上となると、悪質で過剰な浪費として免責は許可しないと定められています。

しかし、個々の背景事情はともかく、現実には浪費が原因で借金を重ねてしまう方はたくさんいるため、これをすべて免責不許可としてしまえば、多重債務者の救済という破産制度本来の意義が損なわれてしまいます。

そこで、破産手続きの中で借金を重ねたことへの反省、更生へ向けた誠実な態度が見られる場合は、裁判官の判断によって裁量免責が出される運用がされています。

浪費癖は自己破産で治すことも可能

過剰な浪費は、容易に借金が出来てしまうことも原因の1つです。

しかし、自己破産をはじめとする債務整理手続きをした情報は、貸金業者経由で個人信用情報に登録され、自己破産した場合は数年間(一般に5~7年間)、新たな借入ができなくなります。

一見すると、新たな借入ができないのはデメリットにも感じますが、浪費が癖になっている方からすれば、浪費癖を治すきっかけになってくれます。かなりの荒療治ではありますが、自己破産したことによって浪費癖から解放された方はたくさんいらっしゃいます。

ぜひ、相談者様も自己破産を新しい生活を手に入れる第一歩にしてください。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
※ 希望地域に専門家がいない場合は近隣地域からサポートしております。