過去に自己破産。もう一度自己破産できる?

(津市|40代|男性|無職)
私は10年ほど前に1度自己破産を経験しています。
この時は、ギャンブルによる借金が理由だったのですが、弁護士の先生の協力もあって、なんとか免責決定を得ることができました。

そして今回のご相談なのですが、2度目の自己破産についてです。
今回はギャンブルなどではなく、純粋に生活費が不足したときに、通らないと思っていた消費者金融の審査を受けたら通ってしまったため、気をよくして借金を積み重ねたのが原因です。

しかし、私としては過去に自己破産しているため、もうできないのではと考えています。
他の債務整理でなんとかなるのであればそうしたい気持ちは山々なのですが、私は現在、腰を痛めてしまったことが理由でまともに職に就くことができず、無職でまったく収入がありません。

私はどうすれば良いのでしょうか?

相談に対する回答

結論から言えば、2度目の自己破産は可能です。

自己破産は前回の免責決定から7年間経過していれば、手続きを取ることができます。

しかし、前回の申立時よりも厳しく審査されることになり、今回も前回同様、ギャンブルといった浪費が原因の借金であった場合、最悪、免責決定がでないこともあります。しかし、相談者様のように生活費の不足や持病の悪化が原因であれば、再度の免責決定は出るのでご安心ください。

とはいえ、自己破産も必要ですが、無収入のままではまともに生活していくことができません。

自己破産を前提にすれば、たとえ借金があっても生活保護費を受けることができるので、自己破産の相談と並行して、市区町村役場の生活保護課にも相談へ行ってみてください。

2度目の自己破産は申立書が重要

2度目の自己破産は、前回以上に申立書の作成に気を配らねばなりません。

過去に自己破産があった場合、反省が見られないと判断されてしまう危険があるのです。
このような判断をされたからといって、必ず免責決定が出ないわけではありませんが、裁判官の心証は確実に悪くなります。自己破産の免責決定は裁判官の判断にて下されるため、悪い心証は与えないに越したことはありません。

そこで、2度目の自己破産は申立書をより明瞭に、事情をわかりやすく記載し、法的にも免責決定が妥当であると論じていく必要があります。しかし、こうした申立書を一般の方が作成するのは難しいので、2度目の自己破産を失敗しないためにも必ず専門家に依頼してください。

自己破産前でも生活保護は受けられる

生活保護費というのは、借金の返済に充てるために支給されるわけではありません。
そのため、借金がある場合は原則として生活保護を受けることができないのですが、自己破産を検討していて、専門家にも相談していると伝えれば、生活保護の申請は多くの場合で通ります。

借金問題は自己破産で解決できても、無収入の問題は自己破産では解決できません。

無収入で生活できないとあっては自己破産どころではないため、生活保護についても必ず並行して進めていきましょう。
もし、生活保護の申請に通らないことがあれば、こちらも専門家に相談してください。
専門家の口から説明されれば、生活保護課も正しい状況が理解できるはずです。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
※ 希望地域に専門家がいない場合は近隣地域からサポートしております。