任意整理の返済期間は最長でどのくらい?

(神戸市|30代|男性|無職)
私はプロのミュージシャンを目指していたのですが、30代を超えても芽が出ないため諦めることにしました。現在は、自分に合った職業を探している最中です。

しかし、あまりのんびりしていられない事情があります。
ミュージシャンを辞めるにあたって、最後に大きなことをやりたいと、数ヵ月前に大々的なイベントを実施しました。貯金があまりなかったので、費用の大半を借入で賄い、返済が来月から始まってしまいます。

もともと楽器や機材をローンで購入していて、さらにイベント費用の返済が加わると、今の収入では返済が先々厳しくなりそうです。自己破産も検討したいのですが、使用していた楽器や機材には高額なものもあるため、没収だけは避けたいです。

色々調べたところ、任意整理であれば返済に猶予が持てると聞いたのですが、現状、就職への見通しも立っていないため、可能な限り伸ばして欲しいと考えています。

任意整理の返済は、最長でどの程度伸ばすことができるのでしょうか?

相談に対する回答

確かに自己破産時に時価で20万円以上になる楽器などがあれば、手続きの中で回収されてしまう恐れがあります。

しかし、現実に楽器が回収されたという事例はほとんどなく、単に家財道具として取り扱われることが多いため、自己破産の弊害にはならない可能性が強いです。とはいえ、確証はないため、任意整理で解決できるのであればそれに越したことはありません。

さて、任意整理の返済期間についてですが、最長で何年までといった決まりはありません。
貸金業者が承諾さえすれば何年でも可能となっています。

一般的に任意整理の返済期間は、3~5年程度が相場とされていますが、交渉によっては5年以上の長期返済も可能です。

自己破産における楽器の取り扱い

自己破産の運用は裁判所ごとに任されているため一概には言えませんが、楽器は家財道具として取り扱われるのが一般的です。

家財道具は自己破産の手続き上、処分しなくてもよい「自由財産」に位置付けられ、処分対象から外されています。厳密に言えば、生活に欠かせない家具が自由財産になるのですが、破産手続きの中で楽器がそこまで精査されることはほとんどありません。

ただし、ローンの購入履歴に金額と商品名(今回の場合は楽器)が記載されていれば、裁判所から使途と現況の説明を求められることがあります。そういった場合は、使用痕が多く見られ、市場価値がほとんどないことを説明すれば、楽器が回収までされることはないでしょう。

自己破産は避けた方が無難なことも

楽器に20万円以上の市場価値があり、回収される可能性を「ゼロ」にするのであれば、自己破産は避けるのが無難です。こういった場合、任意整理による解決が選択肢の1つになります。

任意整理は貸金業者と自由な交渉ができ、長期返済の設定も可能です。
最長で何年といった決まりはなく、貸金業者によっては5年以上の期間も承諾してくれます。

毎月の返済金額は慎重に決める必要があります。
今回の例でいえば、正式に就職先が決まり、安定した収入が得られる前提で行うのではなく、たとえアルバイトでも返済できる金額に設定しましょう。
後から返済額を上げる分には構わないため、最初は余裕のある金額で和解するようにしましょう。

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