車のローンが返済できないが没収されたくない

(盛岡市|30代|男性|カメラマン)
私は20代の頃、カメラの魅力に取りつかれプロのカメラマンを目指すことにしました。
単発ながらも仕事をこなし続けてきたのですが、収入は常に波のある状態が続き、生活費が不足した際は貸金業者から借入をするようになってしまいました。

その後も、月の収入は10万円、多くても30万円程度と、波のある状態は改善されませんでした。そこで、業務範囲を拡大させるため、新たに車を購入することにしました。
カメラマンとして活動する以上、軽自動車では機材を運びきれないため、思い切って大型車を購入したのです。

しかし、それでも収入は大きく改善されず、さらに返済に追われる苦しい生活になってしまいました。

気付けば貸金業者からの借金は限度額である300万円、車のローンも100万円もあり、とても返済が間に合いません。自己破産も考えたのですが、カメラマンの仕事だけはこれからも続けたく、高価なカメラも車も没収されてしまうわけにはいきません。

なにか良い方法はないでしょうか?

相談に対する回答

どうしても手放したくないローン返済中の財産がある場合は、任意整理をするのが良いでしょう。

任意整理であれば、対象となる債権者を自由に選択できるのです。
一方、自己破産や個人再生といった手続きでは、すべての債権者は平等に取り扱われます。
車のローンだけ特別扱いすることはできず、手続きに入った段階でローンの残っている車は引き上げられてしまうのです。

しかし、任意整理であれば車のローン債権者を手続きから外すことによって、車を維持したまま借金の整理が可能となっています。車のローンの支払いは現状どおりになりますが、その他の貸金業者への返済負担を任意整理によって軽減できれば、今からでも十分にやり直すことができるはずです。高価なカメラの所有も車の維持も、まだあきらめる段階ではありません。

車のローンの所有権留保に要注意

通常、車のローンには所有権留保といって、完済するまで車の所有権が購入者に変更されないようになっています。もし、支払いが滞ればすぐにでも車は引き上げられ、そのまま売却されてしまうのです。これを回避したいのであれば、完済する以外に方法はありません。

借金の返済義務をなくす自己破産、借金の一部をカットする個人再生を利用しようものなら、車は確実に引き上げられてしまいます。まだローンの残っている車を守りながら、借金の返済負担を軽減したいのであれば任意整理しか方法はありません。

任意整理により長期分割和解と利息のカットを

車のローンは現状どおりに支払わなければならないため、その他の返済負担をどれだけ軽減できるかが重要になってきます。そこで、任意整理では5年以上の長期分割と、その間にかかる将来利息(返済中の手数料のようなもの)をカットし、車のローンを返済しながらでも返済苦に悩まされない範囲で和解できるよう交渉します。

こんなに都合の良い交渉が成功するのか?とも感じますが、貸金業者としても自己破産されるよりは返済してほしいと考えていることが多く、比較的スムーズに交渉が進むことも多いです。
これに成功すれば、あとは返済を継続するだけで、いずれは車のローンも完済できるはずです。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
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