消費者金融からのゼロ和解。応じるべき?

(田辺市|60代|男性|会社員)
私には20年以上前から借金している消費者金融があります。
借入したきっかけは趣味のためだったのですが、その後も生活費が不足した際など、必要に応じて取引を繰り返してきました。

一時は100万円を超える金額になったこともあったのですが、歳を重ねる毎に順調に収入が増えたおかげもあり、現在は残り20万円にまで減っています。間もなく手に入る退職金を利用して完済しようと思っていた矢先、業者から「ゼロ和解」を提案する電話が入りました。

残りの借金は支払わなくても良いというのです。
私は突然の提案に驚きましたが、悪い話ではないためこの提案を受け入れようと思っていますが、何か不審に感じています。

こういった場合、このままゼロ和解の提案に応じても良いのでしょうか?

相談に対する回答

結論から言えば、ゼロ和解には応じるべきではありません。
突然、消費者金融から借金の減額やゼロ和解の提案があった場合、ほぼ間違いなく過払い金が発生しています。

消費者金融と和解契約書を交わしてしまうと、後から過払い請求する際の障害になるため、こうした提案をされた場合は取引履歴を取得し、専門家に過払い金の有無を確認してもらいましょう。

消費者金融は過払い請求されるのを恐れ、契約者に有利な条件を持ちかけて親切味や満足感を感じさせ、過払い請求という発想がでないよう画策しているにすぎません。こうした消費者金融の巧みな話術に惑わされずに、専門家に介入してもらい過払い請求を行ってください。

高額の過払い金が発生している可能性

相談者様がされたように、わざわざ消費者金融側からゼロ和解の提案をしてくるということは、少額の過払い金ではなく、高額の過払い金がある可能性が高くなります。

少額であれば、わざわざ契約者に有利な条件で提案を持ちかけるようなことはしません。
しかし、積極的に和解契約を求めてきたということは、それだけ過払い請求されたくない理由があるということです。となれば、考えられるのは高額の過払い金が発生していることしかありません。

なお、過払い金の計算には取引履歴が必要になりますが、自身で取得しても良いですし、専門家であれば取り寄せも可能となっていますので、そのまま依頼してしまっても構いません。

ゼロ和解していても過払い請求は可能

相談者様のように不審さに気付ければ良いですが、現実にはゼロ和解してしまったという方もいらっしゃいます。しかし、たとえゼロ和解していても、実務上、過払い請求は可能です。
ただし、この場合は、消費者金融は素直に支払いに応じず、和解契約の可否をめぐって裁判にまで発展してしまう可能性が高いため、専門家に依頼することをおすすめします。

なお、専門家に依頼した場合、ゼロ和解をめぐる裁判で負けることはまずありません。
消費者金融が勝訴するには、和解契約書に過払いの返還を求めないことまで記載されている必要がありますが、そこまで書かれて素直に応じる方はまずいません。
安心して過払い請求してください。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
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