個人再生がダメなら自己破産しかない?

(鳥取市|40代|男性|トラック運転手)
私は17年ほど前に1ヶ月10万円で20年のローンを組み自宅を購入しました。

あと3年で完済になるのですが、ここにきて持病の腰痛が悪化し、思うように仕事ができなくなってきました。今まで返済が不足した月は消費者金融からの借入を利用して賄っていたのですが、借入限度額が近くなってきたため、そろそろ限界を感じています。

あと少しで住宅ローンが完済になることを考えると、自宅を手放さなければならない自己破産だけはどうしてもしたくありません。

そこで、個人再生の利用を検討し色々調べたのですが、借金が圧縮されるとはいえ、3年間も住宅ローンと並行して返済し続ける自信がありません。

個人再生ができないとなると、やはり自己破産するしかないのでしょうか?

相談に対する回答

確かに個人再生ができない場合、残された債務整理手続きは自己破産しかありません。

しかし、相談者様の場合、個人再生を諦めるには時期尚早です。
というのも、個人再生は事情次第で返済期間を2年間延長させることができるのです。
つまり、返済期間は5年間になります。

返済期間を5年間に延長できれば、3年間と比べて1ヶ月の返済金額も少なくなりますし、あと3年で住宅ローンの返済も終わるとのことなので、住宅ローン完済後の2年間は問題なく返済継続できるはずです。

手続き遂行の可能性がある以上、個人再生を諦めることはありません。

返済期間の延長は特別な事情がある場合

ただし、個人再生による返済期間の延長は、どういった場合でも認められるわけではありません。

あくまでも原則は3年間の返済です。

しかし、「特別な事情」がある場合に限り、裁判所は2年間の延長を認めてくれます。
たとえば、安定して継続的な収入があるにも関わらず、今後の生活費や住宅ローンの返済を考えると3年間では完遂できない場合などが挙げられます。

もちろん相談者様のように返済期間を5年にし、最初の3年間の返済負担を軽減、その後、住宅ローンの完済さえ出来れば返済が容易になるといった場合も延長は認められるはずです。

5年スタートならさらに2年の延長も可能

なお、個人再生申立時の返済計画が5年間であった場合、事情次第でさらに2年間の延長が認められる場合もあります。つまり、個人再生は最大で7年間の返済が可能なのです。

もちろん延長が認められるためには相応の事情が必要になりますが、延長には寛容な裁判所がほとんどなので、あまり心配せずに個人再生に臨んでください。

自宅などの財産がある場合、自己破産では手元に残しておくことができません。
少しでも可能性が残されている限り、個人再生による解決の可能性を模索してみましょう。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
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