個人再生したが返済が厳しい。自己破産しかない?

(徳島市|40代|男性|会社員)
私は2年ほど前に小規模個人再生を行い、住宅ローンを支払いながら減額された借金を支払ってきました。ほんの数か月前まではすべてが順調だったのですが、妻が体調を崩したことをきっかけに返済が一気に苦しくなってしまったのです。

もともとの返済計画は妻のパート収入が前提になっていたため、それが0になってしまえば破たんも当然で、消費者金融から新たに借入もできず、来月からの返済の目途が立っていません。

あと数ヶ月で返済が終わるというのに、自宅は諦めて自己破産するしかないのでしょうか?
もう1度、個人再生できれば良いのですが、そんなに都合が良いとは思えません。

なにか良い方法はありませんか?

相談に対する回答

個人再生は返済が頓挫した場合でも、状況を打開する方法がいくつか残されています。

まずは、返済期間の延長を裁判所に申し出る方法で、最大で2年間の延長が認められます。

次がハードシップ免責を利用する方法です。
ハードシップ免責とは、2年間の延長でも返済が困難であり、返済できなくなった理由が本人のせいでなく、かつ、返済額の4分の3の支払いを終えていた場合、残った債務のすべてが免除されるという制度です。

また、ハードシップ免責の対象にもなっていない場合は、2度目の個人再生を申し立てることも可能です。この場合、今まで返済した金額は有効なまま、再度の返済計画が組まれます。

まだ自己破産を検討する必要はありません。
相談者様に合った方法で解決を目指しましょう。

返済期間延長の注意点

返済期間の延長を裁判所に申し出る場合は、2つほど注意点があります。

まず、延長の対象になるのは個人再生で減額されていた債務のみで、住宅ローンの返済期間までは延長されない点です。住宅ローンは裁判所が関与する再生計画とは別なので、こちらを延長したい場合は住宅ローン債権者(銀行など)と直接交渉する必要があります。

次に、延長を求める理由によっては認められない場合もあるという点です。
相談者様の場合は問題ありませんが、ショッピングやギャンブルなどの浪費が原因の場合、延長は認められません。

2度目の個人再生の注意点

2度目の個人再生を利用する場合、申立てに制限がかかる場合があります。

個人再生は、「小規模個人再生」と「給与所得者等再生」という2つの申立形式があるのですが、給与所得者等再生を利用していた場合、手続き開始から7年間は再度の申立ができません。

小規模個人再生であれば2度目の申立は可能なので心配無用です。

個人再生で自宅を守れるメリットは大きいため、返済が頓挫しても諦めずに再度解決を試みましょう。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
※ 希望地域に専門家がいない場合は近隣地域からサポートしております。