任意整理したがもう返済できない。どうすれば?

(高松市|30代|男性|個人事業主)
私は数年前に個人事業の失敗が原因で多額の借金を背負ってしまいました。

この当時、自己破産も検討したのですが、自宅や株式など、現金以外に失う資産があまりに大きかったため、任意整理による解決を図り、現在までなんとか返済をしてきました。

しかし、今回は本当にダメかもしれません。
というのも、売掛金のある取引業者が自己破産してしまったのです。
この損失で私の返済に陰りが出てきてしまいました。

やはり任意整理が失敗となると、自己破産するしかありませんか?
売掛金を回収する方法、もしくは自己破産以外の方法で解決できないものでしょうか?

相談に対する回答

取引業者が自己破産した場合、どこまで売掛金を回収できるかは、その業者にどれだけの資産が残っているかによります。
しかし、自己破産するほど追い込まれていたことを踏まえると、満額の回収はまず期待できませんし、最悪1円も回収できない事態も想定しなければなりません。

売掛金には期待できないため、相談者様の場合、任意整理の再和解が良いでしょう。

任意整理という手続きは、1回しか和解できないわけではありません。
その後、返済が困難となれば、もう1度貸金業者と交渉し、再和解という方法で毎月の返済額や完済までの期間を見直すことができるのです。

売掛金の回収は期待できない

売掛金さえ回収できればと考えるのは当然のことですが、自己破産した業者から回収するのは困難と言わざるを得ません。

たとえ一部回収できたとしても、実際の配当は自己破産手続きの中で行われるため、数ヶ月は先になってしまいます。遅いと1年以上かかってしまうこともあるため、自身の返済継続を考えると、売掛金の回収は期待すべきではありません。

その他に個人再生という方法もありますが、手続きの性質上、保有資産が多い場合は債務の減額はあまり期待できず、売掛金も資産の一部と判断され、メリットがそれほどありません。

こうしたことからも、相談者様の場合は任意整理の再和解による解決が適正です。

再和解の交渉は専門家に依頼を

ただし、貸金業者との再和解は1度目の任意整理以上に交渉が難しくなります。

再和解といえば聞こえは良いですが、貸金業者の立場からすれば2度目の契約を破棄されたことに変わりありません。今まで以上に信用を失くすことから、個人による直接交渉となると、なかなか応じてもらえない可能性があるため、再和解は専門家に介入してもらうのが無難です。

専門家であれば交渉に長けていますし、貸金業者からしてみると、専門家が介入するということは返済の見込みが十分にあると判断する基準になります。この再和解がうまくいけば、現在の収入で返済継続できるようになり、自己破産する必要はなくなります。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
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