請求を無視していたら裁判所から訴状が届いた

(山形市|30代|男性|会社員)
私はまだ20代だったころ、ギャンブル好きが高じて多額の借金を作ってしまいました。
当時はまともに仕事もせず、アルバイトを転々としながら、ギャンブルで勝ったときだけ少額ばかり返済し、貸金業者からの請求は基本的に無視していました。

しかし、ある時からギャンブルを止められないことと、返済への苦痛から鬱気味になり、すべてを投げ出すつもりで地方へ夜逃げをしました。
この時は住民票なども移してはいません。

その後、自立生活を支援してくれる団体にお世話になりながら、職業訓練を受け、現在はIT関係企業の会社員として仕事ができるようになりました。働くようになってからは、ギャンブルで作った借金が気になってはいたものの、請求がこないことを逆手に取り、返済はしていませんでした。

しかし、突然、裁判所から訴状という書面が届いたのです。
そこには借金の請求だけでなく、多額の遅延損害金も記載されていました。
返済したい気持ちはあるのですが、あまりに金額が大きいことと、一括で支払えとの記載もされているため、どうすれば良いかわかりません。

相談に対する回答

相談者様のように、一時期、住民票と別の場所に住んでいた場合、貸金業者からの請求がストップすることがあります。しかし、再度、住民登録されれば、貸金業者は現在住所地を辿っていくことができるため、時間差で請求書が届くというわけです。

さて、今回の場合、相談者様に返済したい気持ちがあり、それに伴うだけの収入もあるようなので、任意整理による解決が適正です。任意整理であれば、交渉次第で遅延損害金のカットも可能ですし、長期分割による返済も可能となっています。

また、すでに裁判手続きを利用した請求をされてはいますが、専門家が介入し、貸金業者に対し返済する意思を伝えれば、手続きは取り下げてもらえるためご安心ください。

任意整理のメリットをうまく利用する

任意整理は、貸金業者との交渉次第でさまざまなメリットが受けられる手続きです。

たとえば、返済が滞って発生した遅延損害金であっても、全額カットもあり得ます。
全額とはいかないまでも、一部カットは十分に可能です。

また、通常は3~5年程度での分割返済を求められますが、交渉次第ではそれ以上の長期分割も可能となっています。

さらに、現在の自身の収入にあった金額で返済できる点も任意整理のメリットとなっています。

裁判手続きは取り下げてもらえる

相談者様のように、すでに「訴状」や「支払い督促」といった裁判所からの書面が届き、裁判手続きに入られていても、任意整理による交渉がスタートすれば手続きは取り下げてもらえます。

もし、そのままにしていた場合、貸金業者からの請求は法的に確定し、いずれは給与や銀行口座などを強制的に差し押さえられてしまいます。
決して放っておかないようにしてください。

なお、貸金業者に対して取り下げを求める場合、個人が返済意思を示すだけでは過去の経緯からも信用してもらえない可能性が高いです。専門家に相談し、確実に取り下げてもらいましょう。

※ プライバシー保護のため、相談の核心部分のみ残して、内容を再構築しています。
※ 希望地域に専門家がいない場合は近隣地域からサポートしております。